十三詣りとは?正しい服装と由来【子供の厄払い】

十三詣りとは?正しい服装と由来【子供の厄払い】

十三詣りから20年の年月が過ぎたました。井上です。
関西圏以外ではあまり聞き慣れない十三詣り(十三参り)を記事にし、また一つお子様のご成長の喜びを持っていただけることが出来たら嬉しいです。

十三詣りとは

十三詣りあるいは十三参り(じゅうさんまいり)は旧暦の3月13日前後 (新暦の3月13日から5月13日)に、男女とも数え年13歳でおこなう祝いである。子供の多福・開運を祈り、小学校を卒業して中学校に入学する春に寺社に詣でる形式が一般的。
特に京都嵯峨の虚空蔵法輪寺における虚空蔵菩薩(こくうぼうぼさつ)への「十三参り」は有名である。虚空蔵菩薩は十三番目に誕生した智恵と福徳を司る菩薩とされる。これに因み別名、知恵詣りまたは智恵もらいとも云う。七五三ほど全国的に一般的ではない。

wikipedia 十三詣り

上記の通り京都を中心に関西圏で古くから伝わる行事です。
京都等では、七五三と共に大切にされてきた風習の一つで、最近では様々な場所で行われているようです。

虚空蔵菩薩(こくうぼうぼさつ)

知恵が虚空のように広大な菩薩。頭に宝冠を頂き身に飾りをつけ,右手に知恵を象徴する剣,左手に福徳を表す知恵宝珠を持つ。

福と智を虚空のように無限にもっていて、衆生の望みに応じて分け与える菩薩。

コトバンク 虚空蔵菩薩

虚空蔵菩薩は、13番目に生まれた菩薩で13日は虚空蔵菩薩の縁日です。
更に虚空蔵菩薩は、無量無辺の福徳や智恵を そなえ、人々に常にこの二つの徳を与えて、諸々の願を満たす大慈大悲の菩薩といわれています。

要は、無限の知識と福徳を象徴する菩薩様と言うこと。 

なぜ、十三詣りをするの?

江戸時代では、(数え年の)13歳は大人の仲間入りとされており男女ともに厄年です。
その厄払いをする目的も兼ねて【大人寸法の晴れ着】を着て大人の仲間入りを祝うことと厄払いをする目的があります。

正式な服装と参拝時の注意点

基本的には、男子は羽織袴女子は振袖です。
十三詣りを終えると、肩上げを外すことが正式です。
最近では、スーツや学生服でも良いみたいです。

主役は子どもなので親御さんは、それに見合った服装で構わないと思います。

ご参拝の場所としては、各県にありますがいつもお世話になっている神社仏閣・氏神様で構わないそうです。

ご参拝時

お参り時には、【自分が授かりたい漢字を半紙に一文字書いて祈願】してもらいます。

例 : 「知」「徳」「美」「心」「恵」など漢字一文字なら何でもいいそうです。

振り向くな

十三詣り中は「振り向くな(振り返るな)」が原則で、【振り向くと「得た知識が零れ落ちる」】と言う習わしだそうで、大人として約束事を守るという自覚を持ってほしいという意味らしいです。

お参りの時期

お参りの時期としては旧暦の3月3日新暦の4月7日(4月13日と言う場所も存在します)を中心に前後約一か月間(3月13日~5月13日)がお参りの時期です。

予約制のところもある様なので要確認をしてください。

まとめ

最後になりましたが、満13歳のお子様をお持ちの方、中学校のご入学おめでとうございます。
現代ではまだ、子どもですが昔は大人の仲間入りの年齢でした。
反抗期や難しい年頃だと思いますが、これも一つの大人の仲間入りだと親御さん共々成長し、親子の絆を育んでいただけたらと思います。

この記事を観覧されて、少しでもお力になれたのならば幸いです。

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