起業や新規事業を行うときに大切なことはマーケティングよりビジネスモデル【コンサルティング】
フリーランスWeb・動画クリエイターの井上(@Kouki_Inoue0411)です。
昨今では。“個”の時代が主流になってきており、海外ではかなり前からWebエンジニアやデザイナーは、フリーランスで活躍しその価値の底上げをされてきています。
個人の能力で生きていき、会社に縛られない自由な仕事の仕方として、フリーランスの道を選ばれる方が増えている昨今では、会社運営に大切なことは【マーケティング】=売る能力だと思っている方が多く感じます。
しかし、一番大切なことは、売る能力でも卓越した営業トークでも経営手腕でもありません。
一番大切なことは、ビジネスモデルです。
売る能力は、後付けでいい
様々な媒体でのマーケティングやブランディングでの売るため、拡散するための思考や行動・仕組みは、この時代様々な方法があります。
もっと言うと、すべてやらないと購買・コンバージョンには至りません。
例えば、現日本の会社のウェブサイト普及率は、2015年から今まで約80%から変わっていません。
残りの20%の方は、どの様な会社なのでしょうか?
それは、ローカルな八百屋さん(最近では八百屋さんでもウェブサイトはありますが)等やウェブサイトを必要としない業職やSNSをウェブサイトとして利用している方(インフルエンサー等)です。
そして、年間に何千社と言う会社が廃業し、反対に何千社が新規事業を行い新しい会社が誕生しています。
会社の数が変動しているのにウェブサイトの普及率は、約80%から変動が無いのはなぜでしょうか。
根本的に昨今では、ウェブサイトが無いと信用してもらえないからです。
そして、スマートフォンの普及によりウェブサイトが無いと、そもそもお店に来てもらえません。
現実世界では存在していても、ウェブの世界で存在していないことになっています。
なので、ウェブサイトは信用と安心・存在をユーザーに伝える媒体です。
そして、SNSは、その存在をより多くの人に知ってもらうための拡散を目的とした媒体です。
これは、大体の会社がすでに行っている手法(戦術)です。
だから、売る為には全てのことをしないと売れなくなってきています。
しかし、これを考えるのは後でも構わないんです。
一番大切なのは、何を売るか。
どのくらいのニーズがあるか。
どれだけに人が、この商品・サービス等で不満・不安・ストレスが解消できるか。
売りたいモノを売るのではなく。
売れるものを売る
これが一番大切。
つまり、売る能力は、後付けでいいんです。
ビジネスモデルは筋道
ビジネスモデルは、起業や新規事業を行う上でなくてはならないモノです。
そもそも、ビジネスモデルを理解されているでしょうか?
ビジネスモデル(business model)とは、利益を生み出す製品やサービスに関する事業戦略と収益構造を示す用語である。
Wikipedia ビジネスモデル
つまり、ビジネスモデルがあってその先にマーケティングやブランディングを行いビジネスを成功させるんです。
簡単言うと、
“根”の無い木は育たないのと同じです。
ビジネスモデルは、“根”の部分で商材やサービスが“幹”、マーケティングやブランディングは、肥料や日光です。
花や葉は、利益です。
その花や種が成って地面に落ちてまた、新たなビジネスの息吹を考えれるんです。
これを、ノウハウや知識・経験と言います。
そして、その木を育てるのはユーザーです。
この“根”が、深いほど少々のトラブルにも対応でき、倒れる心配も少なくなります。
余談ですが、ライザップ社のビジネスモデルを認知されていますか?
筋トレをする会社だけではありません。
英会話等も行っています。
ライザップのビジネスモデルは、【3日坊主解消】です。
ダイエットも英会話も3日坊主で終わってしまいがちですが、3日坊主にしないビジネスで成功したのがライザップです。
「結果にコミットする」=結果が出るから3日坊主になりませんよ。だから、ウチの会員になって、お金を使って。
と言う、マーケティングです。
だから、ビジネスモデルってなかなか見えづらいモノなんです。
地面に埋まっているから。
更に、いくらマーケティングやブランディングを行っていても、商材やサービスとズレていたらモノは売れません。
絶対に売れないことはありませんが、薄利です。
つまり、マーケティングやブランディングも大切ですが一番考えなくてはいけないことは、ビジネスモデルです。
広報の世界も似ている?
僕は、フリーランスでウェブサイトや動画を委託製作している身として、簡単に言うと僕の会社のビジネスモデルは、【価値を広報する。(お手伝いも含む)】です。
僕から見た(制作者側から見た)この“価値”を広報するの“価値”とは何でしょう?
この価値は、クライアントの会社・商材やサービスのことです。
クライアントの千差万別・十人十色の会社・商材・サービスの世界で何をどの様にクライアントのユーザーに伝えていくのかを考えると、この会社や商材・サービスが、制作や側にとっては“価値”になります。
つまり、クライアントの意向です。
目に見えているようで見えていません。
なので、密な打ち合わせを行うモノなのです。
「お任せで」
が、一番辛い。
僕、主観の価値になっちゃいますが良いですか?
“価値”を知るからこそ売る為の導線作りが出来ます。
“価値”を知らないから売り方が分からんです。
つまり、広報する時にクライアントに寄り添うのは当然で、クライアントの意向をそのまま鵜呑みにしていると広報での成果は薄利なのです。
クライアントは、売れるプロセスは気にせず、売れた結果のみで判断すので。
まとめ
何をするにも筋道を決めてから事を行わなければ、なかなか他者には理解してもらえないのが現実です。
自分よがりでは、自己満足の結果になってしまいます。
これでは、ビジネスとは言い難い結果になってしまいます。
逆に筋道を決めてしまえばあとはそのプロセスに乗って行き、枝分かれ道はそのあとに起こります。
起業や新規事業をこれから行う方は、マーケティングやブランディングの勉強も大切ですが、一番必要なことはビジネスモデルです。
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