【今更ビジネスマナー】ビジネスシーンで正しいお辞儀の仕方と好印象を与える方法

【今更ビジネスマナー】ビジネスシーンで正しいお辞儀の仕方と好印象を与える方法

Webクリエイターの井上(@Kouki_Inoue0411)です。
昨今では、インバウンドマーケティングで海外に目を向ける方が急増していますが、やはり日本古来の文化や伝統は素晴らしいものです。
今回は、今更聞けないビジネスシーンの【お辞儀】の仕方を羅列します。

元々、僕自身幼少時代から大学まで【柔道】をやっていて(今はやっていません。)礼儀作法をここで学んだと言っても過言ではありませんし、社会人になってビジネスマナー講座にハマりまくっていた時代があり、様々な流派があることも知りました。(統一規格じゃないんです。)

そこで、“お辞儀”には、やり方があることを学び、ビジネスシーンで使える、綺麗なお辞儀の方法をご紹介します。

そして、綺麗な“お辞儀”には効果があります。

  • 立ち振る舞いが美しく見える(セルフブランディング出来る)
  • 自信があるように見える
  • ちょっと出来る人の様にとらえられる。

人は、第一印象(ファーストインプレッション)で67.7%の確率でその人を見抜きます。
つまり、テキトーなお辞儀は、67.7%の確率で

「この人、適当な人なんだろうな。」

と思われます。

なので、綺麗な“お辞儀”は武器になります。

お辞儀 ”とは

おじぎ
【お辞儀】

1.
《名・ス自》頭をさげて敬礼すること。
 「先生に―する」
2.
《名》辞退。遠慮。
 「―なしにいただきます」

Google お辞儀

つまり、ただ頭を下げると言う事ではありません。

元々は、頭のてっぺんを見せることで敵意はないことを知らせるために始まった行為と言われています。(諸説あり)

頭のてっぺんを見せることで、あなたを(武器 : 刀等)切りつけません。と、弱点を見せます。と言う敵意はないと言う表現方法です。

後に出てきますが、45度と言うのは、謝罪時に45度以上頭を下げてそれでも切り付けられ時に、切り付けてくる相手が視界に入りこちらも防御の構えを行えるギリギリの角度と聞いたこともあります。(諸説あり)

座礼時は、無理だけど。

お辞儀の種類

まずは、お辞儀と言っても大きく分けると2つあります。
立ってお辞儀をする【立礼】と、座ってする【座礼】の二種類があります。

そして、ビジネスシーンでは立ってのお辞儀【立礼】がメインになると思います。
立礼】の中でも礼の深さによって3つの種類に分けられます。

  • 会釈(えしゃく)
  • 敬礼(けいれい)
  • 最敬礼(さいけいれい)

この3つの【立礼】を使い分け社会人のマナーを学び、再確認しましょう。

会釈(えしゃく)

会釈は、すれ違う時やあなたのお客様ではない方と目が合った時などにお辞儀を作法です。

基本的には、15度ほど腰から身体を倒します。

敬礼(けいれい)

一番使う“お辞儀”で、お客様や目上の方に使うお辞儀です。

基本的には、30度ほど腰から身体を倒します。

最敬礼(さいけれい)

謝罪や感謝の意を伝える時に行うお辞儀の作法で、お葬式のお見送りの時に行うお辞儀でもあります。

基本的には、45度ほど腰から身体を倒します。

行ってみると分かりますが、感覚的・意識的には-5度くらいの角度でちょうど良いと思います。

手元

左手で右手を覆います。
女性は指をそろえて。
男性は、軽く握ります。

手を横にビシッと付けてお辞儀をすると言う方もいらっしゃいますし、この辺は意外にアバウトなことが多いです。

足元

かかとは付けてお辞儀をします。
女性は左足が少し前に来ると綺麗。

古武術・武術の世界のお辞儀

上記は、ビジネスシーンのお辞儀のやり方です。
まず、上記を行っていれば間違いはありませんが、更にステップアップし日本古来の“お辞儀”の方法を行っているとキラリ光るものが出来ます。

3つの立礼で全てに【基本的には】と記載させて頂きました。
これには、理由があります。

【古武術・武術】のお辞儀には、上記の3つの立礼より-10度の角度で身体を倒すこと。

あまり、頭を倒さないことで敬意を払わないと言う事ではなく、表情で語り、頭を落とすのではなく、目線を落とす事で凛とする印象に加え顔(表情)がさらに良く見えます。

言い方を変えると、首(こうべ)を垂(た)れるのではく気持ちに現れる表情をわざわざ相手に見せ、その空間を表現する。
と言う事。

イメージとしては、時代劇に出てくるお殿様がお辞儀をする時に行う堂々としたお辞儀。

頭を下げることに意味がるのではなく、心で思ったことを表現する行為だと思えばあなたの形になる。

そして、45度も頭を下げたら表情が見えない。

手元

直立時の手は、横にビシッではなくリラックスした態勢で、身体を倒すと同時に流動的に太ももの前へ。
この時、指先が真下に向くのが日本式“ㇵ”の字を書くように行うのが中国や海外式。
そして、身体を起すと同時に手は横へ。

足元

男性は、肩幅。
女性は、かかとを付ける。

マナー違反

ここまでは、マナーに基づいた綺麗に見せるテクニックをご紹介しまいたが、マナー違反をしなければ何でもいいと言う方もいらっしゃいます。
そして、自分では、良いと思っていたことも実は、マナー違反と言う事もあります。

無表情でのお辞儀

無表情でお辞儀されてみてください。
正直、怖いです。

ビジネスシーンなら口角を上げて笑顔で。
喪や悲しいシーンなら眉を下げ謹んで。

表情とお辞儀はセットです。

頭を下げ過ぎ

頭を下げ過ぎている方に出会う確率は、かなり高いのではないでしょうか。
頭を下げ過ぎることは、実はよくありません。
失礼にあたります。

そして、これをやっている方の心理は、

「頭を下げとけばいい」

「深々と下げることが綺麗(美学)」

と勘違いをしています。

そもそも、頭を深々と下げる行為は、謝罪か本当に感謝の意を伝えたい時、自分より身分が高い人に行う行為です。
いつもいつも頭を深々下げている人のお辞儀には価値が薄れています。

いつも深々と頭を下げている人は、本当に謝罪をしないといけなくなった時、頭と膝がくっ付いちゃうよ?

歩きながらのお辞儀

意外にやってしまいがちの行為。
お辞儀をする時は、立ち止まってお辞儀。

階段時は、同じ段差の時にお辞儀。
※物理的に不可の時は、先にお辞儀をする。

頭だけ下げる

もっとも多いのが、この頭だけのお辞儀。
会釈と勘違いをされことがよくありますが、素行が悪い方に多い

お辞儀は、腰から折ります。
首からではありません。

挨拶とお辞儀が同時もしくはお辞儀した後に挨拶

流れとしては、【静止(停止)】→【挨拶(おはようございます。や、いらしゃいませ。)】→【お辞儀】です。そのあとに更にニコリと出来れば120点。

まとめ

日本の文化は、「礼に始まり礼に終わる」です。
普段行っていることが、あなたを作ります。

マニュアル通りのお辞儀を行っていればマニュアル通りの人間になっていきます。
この、お辞儀一つとっても知識を取り入れ、意味を知り、自分らしいお辞儀一つでセルフブランディングが可能なんのです。

ルーティーン一つ変えるだけで、何かが変わるかもしれません。

最後に、本ブログは、ビジネスシーンでのお辞儀の方法(マナー)です。
正式な場でのお辞儀は、異なる場合があります。

価値を“カタチ”に、発信する“チカラ”に

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